
2021/2/25 | 3.11 from KANSAI WEEK〜つながる、続ける、こだわる〜 公開開始しました! |
2021/2/22 | 3.11 from KANSAI 2021〜震災から10年、つながる、続ける、こだわる 開催決定! |
「3.11fromKANSAI」は、東日本大震災の被災地や全国で避難生活を送る方々に思いを寄せ、シンポジウムや写真展などのイベントを通して「関西から何ができるのか」を考えることを目的として、東日本大震災の翌年から毎年、3月11日(または直近の日曜日)に大阪で開催しています。東北からゲストをお招きして「東北のいま」を学ぶほか、熊本地震や西日本豪雨などその後の災害にも目を向け、関西での「日頃の備え」についても議論する機会としています。
10年の節目となる今回は、関西から東北へ支援をつづける取り組みを軸にこれまでの取り組みをふりかえるとともに、東北からも現在の復興の様子をお伝えいただきます。また東北からのゲストはオンラインでの登壇、参加も会場とオンラインのハイブリットで開催する形式となりますが、このようなオンラインでのコミュニケーションを通じたコロナ禍における復興支援のありかたについても議論し、これからも関西からできる東北への関わりについてともに考えます。
日時 | 2021年3月7日(日)14時から17時40分(13時30分開場) |
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会場 | 梅田スカイビル タワーイースト36F スカイルーム1 |
定員 | 梅田スカイビル会場 40人 オンライン会場 制限なし |
対象 | 3.11、東北へ思いを寄せる人、関西での備えを考えている人、など |
主催 | 3.11 from KANSAI 実行委員会([構成団体]一般財団法人ダイバーシティ研究所/認定NPO法人トゥギャザー/NPO法人遠野まごころネット/NPO法人ユースビジョン/社会福祉法人大阪ボランティア協会[事務局]) [運営協力団体:おおさか災害支援ネットワーク(OSN)] |
協働事業パートナー | 調整中 |
協賛企業(五十音順) | 大阪ガス/Daigasグループ“小さな灯”運動、近畿労働金庫、サントリーホールディングス株式会社、ほか依頼中 |
コンセプト | 「忘れない」:復興活動はこれからも続く。東日本大震災の「いま」を知り、風化させない。 「おたがいさま」:阪神・淡路大震災を知る関西。困ったときはおたがいさま。 「関西でできること」:関西だからこそできることを考える。関西での備えにつなげる。 |
3.11 from KANSAI 2021の強化テーマ | 「3.11 from KANSAI 2021〜震災から10年、つながる、続ける、こだわる」 |
プログラム |
※13時30分開場 総合司会 3.11 from KANSAI実行委員会 事務局長・永井 美佳
14時00分から14時10分
14時10分から14時40分(30分)
14時40分から15時00分(20分)
15時00分から16時30分(90分)
16時30分から17時30分(60分)
17時30分から17時40分
コロナに負けず「買って応援!2020」 NPO法人トゥギャザー(東北、熊本等の障害者福祉事業所の商品いろいろ) |
お申し込み |
お申込みは、フォームズ↓よりお願いします。 |
「震災から10年、つながる、続ける、こだわる」
◆キーノートスピーチ・講師
田村太郎さん(一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事/復興庁 復興推進参与)

<プロフィール>
阪神大震災で被災した外国人支援や復興NPOのネットワークづくりに参画。2007年に「ダイバーシティ研究所」を設立し、CSRやソーシャル・ビジネスを通じた人の多様性に配慮のある組織や地域づくりに取り組む。東日本大震災直後に内閣官房企画官、復興庁設置後は上席政策調査官を経て現在も参与として東北復興に関わっている。
<お話の内容>
震災から10年を迎える東北の現状、コロナ禍における復興の課題や新たなチャレンジについて、現地の声や統計をもとに解説します。
◆パネルディスカッション・ゲスト
(岩手から)
臼澤 良一さん(NPO法人遠野まごころネット理事、岩手県大槌町議員)

<プロフィール>
1948年生まれ。岩手県大槌町出身。
2014年5月〜2019年5月 NPO法人遠野まごころネット理事長
2019年5月 NPO法人遠野まごころネット理事
2019年8月 大槌町議会議員選挙初当選
現在も被災者支援や環境保全活動に従事
<お話の内容>
復興米を作ったきっかけから稲が実るまでの経緯についてお話いただきます。
吉村 善美さん(大阪府 富田林市長)

<プロフィール>
富田林市議会議員、大阪府議会議員を経て、2019年富田林市長に就任。東日本大震災後は、主に岩手県大槌町で災害支援に取り組む。現在は、富田林市長として、自治体や民間企業との防災を含めた連携協定の締結や被災地との住民間交流など、様々な角度から防災・復興支援に取り組んでいる。
<お話の内容>
復興米が繋いだ岩手県大槌町と富田林市の繋がりの経緯と絆の大切さについてお話いただきます。
(宮城から)
竹田純子さん(龍谷大学ボランティア・NPO活動センター ボランティアコーディネーター)

<プロフィール>
ボランティアコーディネーターとして学生の地域活動のコーディネーションに取り組むほか、災害支援に関する事業も担当。2011年から現在も東日本大震災等の大規模災害の際は、ボランティアバスの調整や学生の引率等を行っている。
<お話の内容>
龍谷大学では石巻へのボランティアバスに学生、教職員合わせて692人が参加し、灯篭流しやガーデン作業を行いました。地域の方たちとの交流や、防災教育など、東日本大震災での経験を伺うなかで学生たちは災害を自分事として捉えるなど様々な学びを得ています。報告では、こうした学生たちの気づきや学びをお伝えするともに、関西から被災地に関わり続けることの意義についてお話します。
徳水利枝さん(一般社団法人雄勝花物語 代表理事)

<プロフィール>
宮城県石巻市雄勝町出身。雄勝町で個人塾を経営していたが、震災以降は復興プロジェクト「雄勝花物語」を立ち上げる。「人と繋がり希望を紡ぐ」をモットーに、地元住民や多くのボランティアとともに「雄勝ローズファクトリーガーデン」を運営する。
<お話の内容>
「雄勝ローズファクトリーガーデン」は、被災者が亡くなった人やなくなったものとつながる慰霊の場として、また被災者が支援者と交流する場として、学校や大学や企業など年間1,000人のボランテイアが訪れ、植栽作業などを続けています。防災学習や商品開発など活動を広げていますが、利益を上げることも大切な課題です。町はまだ復興の最中にありますが、ボランティアの皆さんと共に新しい故郷づくりに取り組む現状をお伝えします。
(福島から)
白井 智子さん(特定非営利活動法人新公益連盟 代表理事、公益社団法人ハタチ基金 代表理事)

<プロフィール>
千葉県船橋市生まれ、豪シドニー育ち。東大法学部、松下政経塾を経て沖縄にフリースクールを開校。大阪府池田市で日本初の公設民営型フリースクール・スマイルファクトリーを設立。東日本大震災後には福島県南相馬市に錦町放課後児童クラブ、にこにこ保育園などを開設。文部科学省フリースクール等検討会議委員、内閣府休眠預金等活用審議会専門委員などもつとめる。
<お話の内容>
震災後に初めて訪れた南相馬市の皆さんとのご縁から、10年間大阪から南相馬に通い、地元の皆さんとともに学童保育、保育園など子どもの居場所をつくってきました。震災当時の幼児教育課係長として現地の皆さんと繋いでくれ、以来ずっと事業に伴走してくださっている横田経済部長と、当時のことや今の南相馬の状況などについてお話しできたらと思います。
横田 美明さん(福島県 南相馬市 経済部長)

<プロフィール>
2011年3月は、南相馬市教育委員会事務局幼児教育課子ども企画係長として、より良い幼児教育のための企画や放課後児童クラブ(学童保育)の運営に従事。同年9月から5年7か月を掛けて、放射性物質汚染対処特措法に基づく「除染」に奔走。以降、総務部秘書課長を経て、現在、経済部長として産業振興の側面から復興を推進。
<お話の内容>
特に原発事故に伴い、当時の子どもたちの困難やその周辺環境でおきていたこと、そして、その課題を、白井さんをはじめとする支援者の皆さまの力を得てどの様に改善していったのかを、放射性物質汚染の影響を絡め赤裸々にお伝えできればと思います。加えて、今の南相馬市の復興状況についてもご報告させていただきます。
◆パネルディスカッション・コーディネーター
田村太郎さん(一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事/復興庁 復興推進参与)

<プロフィール>
阪神大震災で被災した外国人支援や復興NPOのネットワークづくりに参画。2007年に「ダイバーシティ研究所」を設立し、CSRやソーシャル・ビジネスを通じた人の多様性に配慮のある組織や地域づくりに取り組む。東日本大震災直後に内閣官房企画官、復興庁設置後は上席政策調査官を経て現在も参与として東北復興に関わっている。